世界的な人気を誇るレーシングゲーム、「グランツーリスモ」。そのトッププレイヤーが本物のレースに挑む―――そんな夢のような本当の物語を映画化した話題作。・・・その点で話題持ち切りな印象だが、私の中ではニール・ブロムカンプ監督の最新作ということで、ずっと楽しみにしていた作品！4K ULTRA HD Blu-rayが届いたので、早速に鑑賞。
「制作者の魂が注がれたレーシングゲームを通じて、本物のレーサーになることを夢見たゲーマーの青年が、その情熱でチャンスをものにして、夢を現実にするためにひた走る姿を描いた、心揺さぶるサクセスストーリー！」
「迫力のレースシーンが楽しめたら良いかな」と、映像美を楽しむくらいの気持ちで観始めたのだが・・・いやはや、最高のストーリーじゃないか！魂を込めて制作されたレーシングゲーム、そのゲームを通じて幼い頃からの夢を実現しようとする青年、その前代未聞のチャレンジを支え、見守るチーム、家族、恋人。作品に詰められた"情熱"が感情に直接訴えてきて、何度ももらい泣きしそうになった（涙）。どんな分野にあってもその道を究めようとひた向きに挑む人々の姿というのは、本当に力を与えてくれる。予想を遥かに上回る素晴らしい作品だった！
いやぁ監督さん、これで『デモニック』の汚名は雪いだよ！次回作は"本業(?)"作品の方で期待してるぞ！
