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グランツーリスモのDKのレビュー・感想・評価

グランツーリスモ(2023年製作の映画)
4.0
TPE-BKKの機内で鑑賞。
初期の時代のグランツーリスモはよくやりました。知らなかったのですが、グランツーリスモのトッププレイヤーに、本物のプロフェッショナルレースドライバーに なる生涯一度のチャンスを与えようというGTアカデミーなるものがあったのですね。
何が実写でなにがCGなのか考えるだけ無駄なレベル。カメラでは絶対に実現できないことを最も簡単に映像化する。リアリティにとことんこだわった山内氏の期待に応える映画だったのではないだろうか。

各国でオンラインゲームプラットフォームとして楽しまれている、GTに選ばれし者にはインビテーションが表示されて、勝負に勝った者にはレースドライバーになる機会が提供される。漫画みたいな話だけど、実話とのこと。調べたらegamesが話題になるずっと前の話。ゲームオタクが本物のレーサーになれるというのはやはり夢がある。そしてそのプラットフォームはSONYや日本のゲームクリエイターそしてNISSANが用意している。
久しぶりに日本が前向きに評価されているものを見た気がする。ゲームではいまだにSONYやNintendoが頑張ってる。トヨタやNISSANもがんばってるけど、相対的な存在感は希薄化が進む日本。
一点突破して突き抜けたものを見たいけど、要素技術しか存在せず、触手が動くことはない。

どこにでもいそうな若者のサスセスストーリーであり、悩みを抱えるどこにでもいそうな親と折り合いの悪い若者でもある。
リアリティある話、と思ったらバリバリの実話でしたね。すごい夢のある作品だった。
色々考えさせられる作品でした。
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