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モガディシュ 脱出までの14日間のDKのレビュー・感想・評価

3.8
ソマリア内戦に端を発し、韓国と北朝鮮の現地外交当局が協力して非難するさまが描かれる。序盤は韓国と北朝鮮が外交的に競い合うような展開で、内戦発火点から反目しつつも南北が協力する姿が描かれる。命より大切なものはないが、政治的に下手を打つと命が奪われる北朝鮮と、同じく政治的に苦境に立たされることになる韓国。言葉も通じるけど複雑な感情が見て取れるのはとても興味深い。
双方の大使の協力によるハッピーエンドでも、パブリックには喜び合うことも目配せすることもできない。ただ背中は雄弁に語っていた。このシーンがグッときた。いつかあの日のことを焼酎片手に語り合える日が来るといい。
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