レイチェル

裸のランチ 4Kレストア版のレイチェルのレビュー・感想・評価

裸のランチ 4Kレストア版(1991年製作の映画)
4.2
バロウズの原作未読。原作は作者自身を投影しているようなので、作家が創作活動する中で麻薬中毒に陥ったかのような超現実に彷徨いながら書いていく苦悩を映像化、かな。

造形物が細部まで良く出来ていて気持ち悪すぎて最高。タイプライターは巨大なアレ。何処で喋ってるのですかと言いたくなる穴。虫系。

イケメンのゲイくんがこれまた巨大なアレに襲われるのが凝った造形で、エイリアン的ギーガー的完成度。鳥系。

ラスボスのアジト、両手両足を縛られて仰向けに吊るされた多数のアレ。宇宙人系?頭に生えた管からみんな何をチューチュー吸っているのかな。

言葉で書いても伝わらない闇が深い超現実世界を超絶素晴らしい映像にするのはやっぱりクローネンバーグマジック。夫婦愛も沁みて最高。
レイチェル

レイチェル