Ruka

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のRukaのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

⚠️小説のネタバレ含む



高校の時にウェブで小説を読みガン泣きした思い出。大学入って漫画出たからそれも読んで、今回映画化されるの知ってすごい嬉しかった。Twitterで観る!ってツイートしたら作者さんが反応くれてさらに嬉しかった思い出。
案の定映画中ずーっと泣いてた。原作読んだの5.6年前だけどなんとなくの内容は覚えてて、それでも悲しくなった。当時の人たちの思想が怖い。警官も悪くない、警官をあんな風にした何かが悪いってセリフが印象的だった。「悪いのはあの警官だ」ってセリフ聞いた瞬間にいやそうじゃないでしょ〜と反射的に思ったからそれに続くセリフあって良かった。

原作と比較してストーリーの大幅な変更もなかったから嬉しい。中学生から高校生に年齢が上がってるのは演者の年齢とか考えたら普通に納得。原作通りちよちゃん死ぬシーン待ってたら最後まで生きててびっくりした。私ちよちゃん初登場した時にあ〜この子も死んじゃうんだよな〜と思って結構泣きそうになったんだけど、まあ尺の都合上しゃあなしか。子供も容赦なく犠牲になる描写は両親を亡くした男の子に取って代わられてた。石丸さんが最期1人で飛ばなくて良かったと思うとちよちゃんが生きててくれて良かったと思う同時に、天国では一緒になれなかった悲しさも感じる。決して死んだ方が良かったって言ってるわけではないんだけど。

やっぱりツルさんに最後お別れを一言も言わないまま現代に戻ったのはマジでキツい。小説でも思ったし今回も思った。あんなに良くしてくれて、ご飯も着るものも住むところもくれる親切なツルさんが、4人の若者は飛び立って百合も突然消えて、あの後大丈夫かな、、、と心から思う。その点からはまだちよちゃんが生きてて良かった。

福原遥の眉毛がずっと綺麗だったり、最後の特攻資料館の写真の画質が良すぎたり、所々違和感こそあるけど、そもそもこれタイムスリップSFだからその辺は目を瞑る。福原遥が可愛くて岡田健史がとってもイケメン。福山のあの主題歌は映画にどストライクすぎて泣かせに来てる。ガン泣き。
Ruka

Ruka