説明過多な映画が多い中、多くは語らず、観てる側がなんとなく登場人物たちの関係や背景を感じながら観られる作品。
そういった意味では、好き嫌いは置いといて映画作品としてはすごく良かった。音楽も過剰じゃないし、出てる俳優さんがみんな素晴らしかった。ロケーションがどこも素敵。
とはいえ、会話とかそこから醸しだす空気感がすんごいリアル。いやーーーーな気持ちになる映画でもありました。
この理屈ぽい夫も嫌だけど、それよりも門脇麦ちゃん演じる主人公の方が嫌いすぎる。麦ちゃん上手すぎて、ほんとこういう人みたいだったw
救急車呼ばなかった序盤から被害者ヅラしてる終盤まで、とにかくこの女性にずーっとイライラしてしまった。イライラしすぎて観終わったあとずっと頭痛かった。
夫に対してなんの愛情もなさそうなのになんで一緒にいるのか意味がわからない。子供いないんだからさっさと別れればいいのにと思ってたら最後やっとで別れたいと言ったかと思えば「別れたいわけじゃない」とか言い出して、なんなん！！！ってw
いろいろ共感できなかったけど、不倫相手からもらった指輪をなくして、それを不倫相手の実家にまで探しに行ったのが1番腹が立った。あの場面恐怖すぎた。
けど何よりも犬の話が一番キツかった。犬飼ってるので余計に。
音楽がよかったと思ったら石橋英子さん
ミックスがジムオルーク
これを撮ってる監督がまだ20代だなんて！素晴らしいな。
