のこ

哀れなるものたちののこのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
不協和音のバイオリンの音色が要所要所で鳴り響き~♬
奇抜な世界観 ついて行けるかどうか心配でしたが~
めちゃくちゃ面白くってw
こんなに笑ったのは久しぶり~😊

博士の口から唾液で作ったシャボン玉がふわっと飛んで~✨
ぽこっと割れる瞬間 ふっと和らぐ空間に😊

悲劇を喜劇に~不安定な音楽と変わった衣装で
ファンタジー感の中に現実の世界が!!

内容は
橋の上から身重の若い女性ベラ(エマ・ストーン)が命を絶ち
運よく~
顔に傷のある天才外科医ゴッドウィン(ウィレム・デフォー)よって胎児の頭脳を移植され蘇生された女の物語~

体は大人~
幼児の脳ミソ 感情のコントロールができない時はお皿を投げつけ 何枚も割ったりw 
相手を叩いたり!まるっきりの子供w 

ベラはゴッドウィンを本当の父のように思い
最後まで彼女は慕い続けていた 二人の信頼関係!

ベラの行動の記録を医学生のマックス(ラミー・ユセフ)事細かく記録しながら美しいベラに惹かれて行く~
心から愛して彼女の全てを受け入れて行くラスト展開が楽しみですが~

ここからが波乱万丈の思春期~女に目覚めて行くR18!
結婚を約束したマックスとゴッドウィンの屋敷から一旦離れて

ダンカン(マーク・ラファロ)という弁護士と
リスボンへ~
ベラはいろいろな世界を見たくって~
初めての経験がいっぱい~
熱気と運動~ダンカンとの性的幸福!!
夢中になるベラですが~ 
ベラを支配しようとするダンカンにきっぱりと!!
ダンカンは未練たっぷり! 

またフランスではお金に困って娼婦になっていろんな男性と関わって行きますが~ だれにも支配されたくなくw
こういうことは飽きてしまうんですね~w

船で出会った年重ねた女性の知的な言葉に、
文化や哲学と出会いによって
ベラは自分なりの生き方に目覚めて行きます~
ハリーという男性からは貧困と格差社会を見せつけられて~ 
お金ではなく
彼女がラストに選んだ社会への貢献とは~
医学 特に解剖学w
後半のベラの急成長ぶりを 是非 お楽しみに😊

彼女の過去が丁寧に説明される後半!
なぜ 身重なのに自殺したのか~
過去の結婚生活 どんな夫と生活をしていたのか~

今後のベラ~
だれにも束縛されず自由の意志で前に進んで行く~
どんなオチが~最後の締めは! 
脳には脳で~😊 
芯の強さに 最後あっぱれ~~😊

今作何と言っても~エマ・ストーン!!
成長して変化していく様子を 
見事に演じてます😊 
何回もの絶頂顔が余韻w 
そしてラストの凛々しさも😊

(伏見ミリオン座 名古屋)
のこ

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