Cezan

哀れなるものたちのCezanのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
めちゃくちゃ面白かったんだけど何がそんなに面白くしているのかがまだ明確ではないため、ベラのように成長しながら覚醒するはず。

・全ての改造物に対して生き物の鼓動、愛を感じる。ティムバートン的な冷酷さがない。故に残酷。

・500年ほどの女性の社会的な変遷を、1人の人生によって語っている斬新さ

・古典なのに今でも新鮮な切り口が、バービーを遥かに凌駕するフェミニズム映画でもある。特にダンカンの配役と演技が古典原作であることを常に気づかせてくれる巧さ。

・モラハラ夫に対する仕打ちが、「籠の中の乙女」にはないカタルシスを与える。地続きになっている錯覚。ほんとにオスカーとるかも。

・ウェスアンダーソンが辿り着きたくても辿り着けなかった狂気笑

・次女の配役も最高。振付師はKENZOとかやってたあの方かな?

・やはりめちゃくちゃ金かけて意味わかんない景色作ったりする映画は良いなぁ。。
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