Cezan

ボーはおそれているのCezanのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
3.7
アリアスターの幕の内弁当感で、焦点の合わないテーマが乱立するのだが、ラスト20分ぐらいで母と子の物語だということに気づく。
いわゆる毒親モノ。

しかし、ミッドサマーやヘレディタリーなど素晴らしい深夜番組を生み出してきたアリアスターが、ゴールデンの3時間スペシャルになった途端、金はかかってるんだが内容の薄まった映画ができてしまった模様。笑っていいんだか、怖がったらいいんだか。
ホラーは突き詰めるとコメディになるということを実践してるのか、そもそもそんなこと狙っていないのか。

オマージュ元がリンチやオズやファニーゲーム、
しかしところどころ自作の要素を散りばめているのも好きだった。
アリアスターの卒業制作テーマ近親相姦同性愛の頃から見ているので。

それより、ホアキンがジョーカー演技のあとオーバードーズしなかった世界を見ているようで感涙。
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