衣装、舞台美術、オープニングからエンドロールまでため息が出るほどの美しさ。
スポンジのようにぐんぐん知識を身につけていくベラ。教えてもらうばかりの立場から、自ら考え選択する人間へ。だけど、賢くなっていく彼女を疎ましく思い、いつまでも支配し征服していたい男たち。まさに哀れなるものたち。
狂気を感じるほどシュールなダンスシーンがお気に入り。決してエスコートされまいと、オリジナルのステップで自由自在に踊るベラが見ていて痛快。
最後の最後までファンタジックでブラックユーモア満載で、すごくツボな世界観だった。