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哀れなるものたちのimaponのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.0
飛び降り自殺した妊婦が天才外科医に蘇生される。損傷した脳は胎児の物が移植された。人造人間ベラの成長物語が圧倒的にお洒落でお伽話のような世界感の中で描かれる。成熟した肉体に幼児の脳、成長の過程でセックスへの関心は避けられない。リメイクとまで言わないがこの着想でOP映画1本作って欲しい。

映画の内容の面白さもさることながら、この役を掴んだ(幸運か実力か、おそらく両方)エマ・ストーンの今後女優として行く先が気になるほど演技が素晴らしい。特にイノセント。

メアリー・シェリーの人生に重ね合わされているそうだ。また、後半の娼婦になる部分は「ファニーヒル」という小説から来ているらしい。エル・ファニングで「フランケンシュタイン」読了再挑戦を思うも未だ読んでないのに今度はエマ・ストーンで「ファニーヒル」読みたくなった。けれど怪物達のように読書家勉強家じゃないからどうかな。

ギャグの中で与太郎のろくろ首みたいになるとこあってバカウケ。

ハンナ・シグラが可愛いお婆ちゃんになっていて良かった。

衣装、美術、色彩設計、章立てやエンドロール(ロールしないスクェア)のセンス、とても好ましい。
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