ヒデオウ

哀れなるものたちのヒデオウのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
3.7
ヨルゴス・ランティモス監督作品
って事で劇場鑑賞

ある女性の投身シーンから始まり
医師ゴッドウィン
(ウィレム・デフォー)登場
ツギハギだらけの顔で
マッドサイエンティスト
投身自殺した女性に子供の脳を移植し
大人の体で脳は子供として生まれ変わります
名前はベラ(エマ・ストーン)
ベラの成長物語

序盤は子供の脳なので奇行が目立ちますが
それを見守る父としてのゴッド
ベラの成長と好奇心の速度は加速
性の目覚めや外の世界の憧れ
ベラを外の世界へ連れ出す
ダンカン(マーク・ラファロ)

ベラがSEXだけではなく
色んな知識を吸収していく姿が魅力的
パッションMAXな二人のダンスシーン
ベラはもちろんの事
合わせるダンカンのステップが
キレてたなぁ〜

豪華客席で出会う老婦人とハリー
この出会いで知的に成長
ここら辺のくだり好き
資金が底をつき客船を下され
ダンカンとも別れ
生活の為にパリで娼婦として働き
様々な人と出会い成長していくベラ
そしてゴッド危篤の連絡を受けて
ロンドンへ帰るベラ…

ベラが聡明な姿に変化していく事に
引き込まれていきます
知識を身に付けていく事で
表情と振舞いが段々と変わっていく
エマ・ストーンの演技に惹かれる

ベラの衣装も前衛的
タイトルやクレジットのフォントがクセ強
BGMもミッドサマーのような
弦楽器などの不協和音
カメラワークも魚眼レンズ使用
そんな映画的手法も一味変わってて
興味があれば劇場鑑賞案件です〜
ヒデオウ

ヒデオウ