きんのじょう

哀れなるものたちのきんのじょうのレビュー・感想・評価

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
5.0
ヨルゴス・ランティモス監督作品初めて観ました。

変な映画~!でもなんか好きだな!

ありえなくて変な話で、
画面も色彩もなんだかへんてこだし、
衣装もかわいいけど変わってるし、
でも役者さんがみんな上手くて
あれ…ありうるのかも…?って説得力が生まれてるようなそんな感じ。

何の話なの?って言われると、
なんだろうね?!って感じなんだけど、
でもわかんなくて嫌だ~みたいなのもなくて、
なんか好きかもしれない…!ってなる映画だった。

セックスシーンや裸は多いけど文脈的に全然エロくなかったし、
グロといっても手術や解剖の類なのでこちらもそれほど感じなかった。

キャラクター的にはみんな個性的で魅力的だけど
私はマックス…すごいよお前…ってなった。
ウェダバーンはもっと若い頃に観てたらめちゃくちゃ嫌いだったろうな~。
今は彼みたいな人の悲哀も少しわかる、のかもしれない。

ベラの変遷が本当にすごくてエマ・ストーンさんはすごい役者さんだな…。

監督のほかの作品も観たくなった。