きんのじょう

ブラック・フォンのきんのじょうのネタバレレビュー・内容・結末

ブラック・フォン(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

かなり切なくて胸苦しくなるけど面白かった。

ポスターというかパケ絵?ジャケ絵で損してる作品だな〜と思った。
主役はフィニーと妹のグウェン、それを助けてくれる殺された子どもたちの霊なのに、なんで殺人鬼メインビジュアルにしちゃったの…。

冒野球の対戦相手だった子が被害者になるっていう始まり方から、身近に殺人鬼が潜んでいる薄暗くて不気味な感じがよく出ていて良かった。

少年たちがくれるアドバイス
「自分はだめだったけど君はまだなんとかなる」
「自分の代わりにあいつを倒してほしい」っていうのがなかなか苦しい気持ちになった…。

相手が殺人鬼とはいえ殺しちゃうのは…という声もあるみたいだけど、あの場面で殺すのためらってたら殺されちゃうのはこっちだよね…と自分は思う

虐待描写がしんどくて、主人公たち兄妹がかなり可哀想なので、父親最後に謝ってるけどさぁ…となる
せめてあのあと少しはまともになっててくれ…

兄妹が仲良しなのがすごく良かった
特にフィニーがいじめられてるところに石持って参戦するグウェンのシーン好き