事前情報なしで観に行ったら何とも奇ッ怪な映画だった。熱にうなされて見る夢みたい。
身投げした妊婦を医師ゴッドが救い出し、胎児の脳を母親に移植したことで、歩き方も精神年齢も未熟なベラが誕生する。ゴッドはベラを世間から隔絶し実験対象として丁重に扱っていたが、とあるきっかけでベラは世界へと飛び出していく。
セットの美しさが物語全体に漂うグロさを強調していた。映画館ではところどころ笑いが起きていたけれど、ベラが世界の醜さを知る船旅のシーンは胸が痛んだ。
何度も観たい映画ではないけれど、現実とファンタジーの間の奇妙な世界観は癖になりそう。