ここ最近で観た映画では1番ってくらい素晴らしい作品だった
フェミニズムが作品の土台にあり、内容はかなり政治的だが、画や脚本、そしてキャラクター達ののコミカルでファンタジックな表現によってそれらを中和することなく鋭い切れ味を持ったまま、ポップな作品として落とし込んでいたのがとても良かった。
取り沙汰されていて性表現の大胆さは、主人公であるベラというキャラクターのおかげで最早エロティシズムなどというものではなく、人間の本能的な悦びとして表現されていて、性が人間の成長において避けては通れないあくまで大事な経験として描かれていたのがとても良かった。
ベラの純粋な視点、思考から繰り出される問題提起、大胆な行動にハッとさせられる場面が幾つもあった。丁寧に描かれた彼女の成長の道筋はとてもナチュラルで勇気を貰えるような感覚すら覚える。ほんとに観て良かった
