現代のおとぎ話。ズームインの多用がおとぎ話感を助長させてた。自分だけで大事にしたいというより、観られまくって映画自体がパワーアップしていって欲しいタイプの好き。この映画が一過性のものでなく、永く沢山の人に観られれば幸いです。
ラストの音楽のタイミング、神がかってた。
個人的には「クロロホルムの匂いで」っていう決断理由にグッときた。ここの台詞だけで全部を物語る強さがある。
それから、水色のジャケットを着てる時いつも右襟だけが立ってたのは何故か討論したい。お洋服が大好きな人は衣装を追うだけでも眼福。冒頭クレジットのキルト刺繍？めちゃくちゃ可愛くて真似したくなった。エマの人生に合わせて変化する衣装、特に学生時代の、綺麗な黒ウールに身を包んでるスタイル好きだった。
外科医宅の初めのパートは、全部の衣装に手術図にあるような体内にある色を使うつもりが、モノクロ撮影に急遽変更されて予定してた衣装の色を変えたらしい。カラー想定バージョンの衣装も見たい、切実に。
