fuming

哀れなるものたちのfumingのネタバレレビュー・内容・結末

哀れなるものたち(2023年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

聖なる鹿殺しを昔観て、久々に見たのがこちらでした。
始まってしょっぱなは「え?鹿殺しのあの感じとは違うんだー」ってなるほどおバズり申し上げるワケじゃんね🎶🎶って観ていったらやっぱり鹿殺しの人だ!!!!!ってなって秒でアガッた。ありがとね❕


全然この映画自体はとてもフランクに観ていい映画だよって感じがして好きだったなあ。

中心人物であるベラやゴッドの考え方自体は合理的な判断をしていくように見えて、理論というよりは“持っている定規で測れる分の距離しか測れない”人達で、そこに少しずつ違う長さの定規を持つ人達が集まっていく様子がわかりやすくてよかった。
あと単純にベラが育っていくのがよかった。

ハリーとダンカンが私…超…脳に刺さって…

ハリーは私にとって魅惑の男すぎた!!!
ベラに悪いとわかっていながら見せた行為もベラを止めたところも謝るし、彼はベラのもとを去るって流れも含めてよかった。
ハリーの登場から退場までをみるだけでも、ベラという人がわかるので好きだ。

ダンカンは逆にとても素敵でよかった。
あんなにベラに狂わされて人としても堕ちてグダグダで愚かな人間は誰だっていつか来る日の自分だ。あったか〜い。

やっぱね…人間、外に出なさいなんだな!!世界が私を形成する、嬉しくても、嫌でも!
はーーー元気出た!
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