このレビューはネタバレを含みます
美しいが、どこか奇妙な世界で、エマ・ストーン演じたベラが成長して行くのだが、18禁になってる通り、表現が遠慮ない笑
そもそも、成人の頭に赤ん坊の脳を移植して成長を観るなんて倫理的にヤバいし、ある意味挑戦的な作品であり、ベラが成長する上で知る性行為で得られる快感に目覚め、エマ・ストーンは惜しげもなくヌードを披露し、いくつもの濡れ場を演じている。
エマ・ストーンは、最初は赤ちゃんの脳なのに、身体は成人という難しい演技を見事に演じ、徐々に脳も大人になって行く中で成長して行く姿を自然に演じ、アカデミー賞を獲得したことに異論の余地はないだろう。
世界がアート的な世界で、資本主義や社会主義、豪華客船や、ロープウェイは出るのに、自動車が走っていなかったりなんだか奇妙な世界だった。
ベラが成人だった時の、本来の夫エルフィーが陥る結末は、まさかと思わせて予想通りの展開で、何とも残酷なブラックコメディな落ちだった。
ある意味トラウマになるかも💦
ただ、この映画は観る人を選ぶだろう。
男女で観るにはあまりに表現が露骨なのでお勧めはしない笑
映画としては非常に観る価値のある映画だと思う。
感性を試される映画である🎬
監督はロブスターや、女王陛下のお気に入りのヨルゴス・ランティモス。
ロブスターも変わった世界観だったので、得意なのか？
謎なのは、ウィレム・デフォー演じたゴッドウィンが口から出す風船みたいな泡が、なんだったのか分からなかった笑
タイトルのPoor Thingsって、結局、我々人間のことを言っているように思えた。
