このレビューはネタバレを含みます
ラストの銃声の響き方がとてつもなかった。花火の音といい、絶対に映画館で見た方がいい。
なんか生まれる場所と時代が違うだけでこんなに違うか、、、と思った。悲しすぎる。母親にも正義感があるし、正しいと思ってるから難しい。なかなか救いようがない。、ジャンニは手遅れだからニーノはまだ助けられるみたいな言ってたのがな、、、。
狩りをするところ、採石場、工場、どこも乾いているし、砂埃も待ってるけど、二人が唯一ありのままに入れるのは瑞々しい湖で、その対比がおーってかんじ。
花火の使い方も巧い。二人がキラキラしてるように映ってるところもあれば、バレた時は銃声のように聞こえるものもある。
目の演技が良かった。ニーノが花火の魅力について夢中で語ってる最中にそれを見つめる?眺める?ジャンニの伏し目がちな演技。というか口当たりをみて、また目を見てみたいなところ。キラキラしてるよなあ。
最初はバイクの事故で出会うのとか少女漫画かよってちょっと思った。
ここまで主人公を「美しい」青年たちにする必要はあるのか、最後に「殺す」必要はあるのか、はやっぱ引っかかる。過度な同声愛の美化につながったり、マジョリティに同性愛が消費されて構造強化につながったりしないのかなあ、、ともやもやする。
トトの嫉妬、やきもち、銃を打てるようになる、ウサギもモテるようになる、マッチョになる、、
やはり村的なところではマッチョな体質に にならないといけない同調圧力があるのかな、、あのいじりというかいびりというか、迫害というか、な感じは喉の奥がぐっとなる。全然文化的な文脈は違うけど、日本でも、特に学校ではああいうのあるから嫌だなあ。