これは何になりたくてどうしたいのかわからない作品でした。
エロスを求める人には物足りないだろうし正当なストーリーが見たいという方にはセックスシーンが邪魔をしそうですし、なんとなくバランスが悪い作品でした。まあ、しかし私のように声で好きになることが多いこの頃完全に収穫がなかったわけではないですね。アイデアは面白かったですね。３人でせっクスしてる最中にその様子を電話で中継して感じてるなんて私はとても恐ろしくて思い付かないですね。これは脚本家のファンタジーが映像となって実現したんでしょうかね。気になります。
演技面は良かったですね。内野さんや柄本さんが１００％活かされてたかというと多分違う気がします。柄本さんというと「火口のふたり」が蘇ってきてこの人が出てくると８０％の確率で作品が絵ロスに変わる感じです。「ハケンアニメ」は違いましたが・・・。弓子役の女優さんはなかなかエロかったですね。思うにああいうふうに昔の絵であそこまで感じることのできる人はすごいなという印象です。完成が違うのかという感じです。まあ、小難しい作家風トークが多かったのも事実ですし全てを解放して裸になれみたいな作品でもあったです。あとクライマックスで鞭で打たれるのにベッドの下から登場したのはナンセンスで辻褄が合わないシーンでした。そこら辺は残念です。
まあ、収穫がないあわけではないんですが、人に勧められるかというと自信ないです。
