これはまさしくぎこちなくも愛しい作品でした。
新垣さんと早見さんの化学反応が悪ければ成功しなかった作品ですね。新垣さんは上手いですね。ゆるふわな感じも出せてすごいですね。早見さんは天真爛漫な感じでしたが、それだけではなくていろんな感じが出せる女優さんでした。脇を固める面々たとえば、夏帆さんや瀬戸さんも良かったですね。キャスト陣はみんな良かったです。脚本も前半より後半の方が力強くてちょっと長さは感じたものの極力現代人に合った映画の脚本だと思いました。ストーリーはわりと万人向きというか深く何か訴えたいとかそういう感じの作品ではなくてどこか癒し系の作品というかちょっと緩い感じになっています。
監督は女性なんですね。女性ならではの感性でいろいろと表現されてて良かったです。原作もあるということでそちらもチェックしたいですね。この作品に弱点があるとすれば、オープニングの交通事故のシーンがちょっと描き方がお粗末かなとおいうことですね。トラックに轢かれた要素がどうだったのかもちょっと見たかった気もします。そうすればアサの気持ちにもっと寄り添えたのかと思います。あと早見さん歌が上手かったんですね。ラストのバンド演奏のシーンはちょっと驚きました。
まあ、映画自体は長く感じましたが良かったです。今後もこのキャストやスタッフに期待したいです。
