mikoyan358

女王陛下の007のmikoyan358のレビュー・感想・評価

女王陛下の007(1969年製作の映画)
4.0
2010/9/14鑑賞(鑑賞メーターより転載)
007シリーズは全作観たが、一般的には「一作だけジョージ・レイゼンビーが主演した」ということのみで注目されがちなこの映画の完成度はシリーズ中でも随一。確かにコネリーの色気、ムーア&ブロスナンのいやらしさは彼にはあまりないが、後半怒涛のように訪れる生身のアクションシーンにほとばしる動きのキレは抜群(カメラとスタントも素晴らしい!)。展開も、ギミック優先で現実性無視の後作と比べると非常にリアリティ高く、若干の笑いを込めつつも"真面目"にスパイアクションに徹している。痛快さとスリルのさじ加減が絶妙な秀作。
mikoyan358

mikoyan358