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ビートルジュース ビートルジュースのinazumaのレビュー・感想・評価

4.8
楽しすぎ❗テキトーすぎ❗
ティム・バートン大暴走❗🚂💥

ティム・バートンカラー大爆発のハイテンションな″あの世″の作り込みぶりには圧倒されっぱなし。前作『ビートルジュース』と重なる「これぞダニー・エルフマン!」となるアゲアゲなオープニングからして、ライド感が凄まじく、列記としたアトラクション映画となっており、乗り込んだが最期…バートンのやりたい放題を次々ぶつけられる感じがとても心地よかった!

このやりたい放題が高じすぎて、「最初の方のあの人はどうなったの?」とか「ピンヘッド(?)軍団はどうなったの?」とか、いろんなのを回収せずに置き去りにして突き進んでいってる感じでしたが、これもバートンが″テンション上がりすぎて周りがみえなくなった暴走ジイちゃん″ととることができ、これはこれで面白かった。
…だがしかし、この回収しなさすぎ問題(全く回収しないというわけではないです)があるからなのか、結果として物足りない印象がついてしまったかも。良い意味でも悪い意味でも。エンドロールに入ったときは正直「え!?もう終わりかよ!😲」と心の底から叫びたくなった。「あれ、もう終わりそうな雰囲気?…そんなはずはない。もう一山あるだろ?エンドロールいくな、いくな、いくな!いったーーー!!」
楽しすぎて体感時間が短くなった感じもするし、物足りない感じもするし、この両方の感覚を味わうという希少な体験をしました。まさしくバートン・ザ・ライド。
…バートン監督、この内容だったら少なくとも3~4時間ぐらいの上映時間にしてくれい!無理に回収とかしなくていいから、めっちゃテキトーでもいいから、もっと監督の頭の中ぶちまけてほしかった!続編の構想はあるみたいなので大いに期待!

とはいえ、ミュージカル最高、ストップモーションアニメ最高、キャスト最高、極上の映画体験であったことはたしか。ティム・バートンファンの方なら「おっ🎵」となるであろう、冒頭に出てくるシークレットゲストには唸った!!マイケル・キートンと絡んでほしかったなーーー!
アトラクション感覚も凄まじいものなので、これぞまさに映画館で観るべき映画。公開後1ヶ月、レイトショーにて滑り込みセーフ…本当に観れて良かった。。
…正直、吹替も気になるなー。山寺宏一のビートルジュースも映画館で拝みたい欲が沸々と。。

個人的な感想ですが、あるシーンでピラニアがピチピチしてるとこがあるのですが、ツボすぎて笑いこらえるのに腹がよじれそうになりました🐟💦…と同時にすごくシビれた⚡
すごい凄惨で悲しいなことなのに、こうもホッコリと微笑ましいものに変えてしまう、これぞティム・バートンマジック。この監督のことが大好きだということを改めて実感させてくれる素敵なシーンでした。

📖パンフレットの感想📖
36年ぶりの続編ということもあるので、前作との比較などもちょっとあったりする親切なつくり。ティム・バートンの変遷コーナーもあり勉強になります。
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