このレビューはネタバレを含みます
冒頭から人・多・過ぎ!!
しかも基調がグレートーンのおっさんだらけで、人間関係も解りにくく、低スペックの脳みそフル回転のうえ、鬱展開の連続で付いていけなくなりそうだったけど、マンダラが正気になった辺りからグングン引き込まれ…
小遣い稼ぎのヒットマンの時はめちゃくちゃチキンだったジョーが、ネリの為には一寸の躊躇なく引き金引いた辺りから、ずーっと祈るような気持ちで見てた。ネリ、逃げ切ってくれ!でもどうやって?と思ってたら、予想外のところから伏兵が!
林田、ラスボスやったんかー!首の皮一枚で命繋がってる状況でもシッカリ取引交渉しちゃうネリのしたたかさに、彼女は絶対大丈夫と確信。
でもいかに警察を振り切るのか全く想像つかなかったら、そう来たか!ラスト数分前まで最後にこんなカタルシスを味わえるなんて思わなかった、見てよかったー!
安藤サクラさん、演技力確かなのは重々承知していたけど、身体能力もすごいのね。街を歩き回るステップの軽さとか、ウソ臭く見えないナイフ使いの立ち回りとか惚れ惚れした!
「アイアムまきもと」でその激渋の魅力に気付かされた宇崎竜童サマ、本作でもカッコ良すぎた。
林田、エンドロールまで山田優?いや違うな…とモヤモヤしてたけど、演劇畑の方だったのね。サリngROCKさん、名前覚えておかなくちゃ!演出家さんとのことだけど、役者としての彼女の他の顔、めっちゃ見てみたい!
射撃の名手の新人刑事さんも良かった!息が詰まりそうな展開の中で、彼女が作ってくれるヌケ感に救われた〜
それにしても現実でも、映画内の設定のように裏社会と表社会はメビウスの輪のごとく表裏一体なんだろか?怖い怖い〜