つばさる

BAD LANDS バッド・ランズのつばさるのレビュー・感想・評価

BAD LANDS バッド・ランズ(2023年製作の映画)
4.0
9/29から公開の映画「BADLANDS」
ビリヤード場の名前がタイトルということ、安藤サクラ主演という事で気になり観てきました!

ストーリー ★★★★☆

実は個人的に反社や極道ものがあまり好みじゃないので正直期待していなかったのですが、、思っていた以上に面白かったです!

あらすじとしては、関西の裏社会で暮らす血の繋がらない姉弟のネリ(安藤サクラ)とジョー(山田涼介)が、ある事件をきっかけに大金を手にし、組織から追われる…というクライムサスペンスなんですが、オレオレ詐欺の反社組織や警察、東京の資産家、闇賭場、殺し屋、ホームレスのおじさん達…などなど人間関係が複雑に絡み合っていて、次々と予想外の出来事が起きていきます。


キャラクター★★★★★

姉のネリは人心掌握と巧みな喋りで人を騙すのが上手い反面、いつもホームレスのおじさん達を気にかけ、まさに頼れる姉御肌。安藤サクラがハマりすぎてて他の人は考えられないぐらいにピッタリな役でした!

山田涼介くん演じる弟のジョーは刑務所を出たばかりで漢字が読めず短気で衝動的で無計画。ヘラヘラしていたかと思えば冷徹に殺しもやってのけるところがちょっと怖い。だけどネリの事をとても慕っていて、無邪気に甘えるところが憎めない。

脇を固めるキャラクターも一癖二癖ある人ばかりで楽しかったですが、特に曼荼羅と呼ばれる背中が刺青だらけのホームレスおじさん(弱々しく見えつつも雰囲気ありすぎ)の宇崎竜童さんがめちゃ渋くて良かったです!


オシャレ度 ★★★★☆

個人的に目的の一つのビリヤードシーンは一部でしたが、実際の店舗でよく見かける倉庫を改装しカフェバーを併設した感じや絶妙なレトロ感がリアルにビリヤード場で良かったです!


エンタメ度 ★★★☆☆

主人公のネリ目線で見るので、警察には捕まって欲しくないと思ってしまうのですが、警察側の体育会系なわちゃわちゃ感も良くて、そちらはそちらで応援しちゃってました!

メッセージ性★★★★☆

姉弟の絆の強さの理由が肝でしたね。
まぁ犯罪映画なので後味は完全にスッキリとは行きませんが、ラストの爽快感はなかなか良かったです!


そして、なんとビリヤードシーンを技術指導したというJPBAの高木悠次プロが数秒間出演されていました!!個人的にこれが一番上がった笑
パッと見は俳優さんと見間違えるほど馴染んでおられた!
でも打音が良い音してたので間違いないでしょうね!笑
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