カンパニー

ザ・クリエイター/創造者のカンパニーのレビュー・感想・評価

ザ・クリエイター/創造者(2023年製作の映画)
4.8
興奮した、驚愕した、感動もした。
SFを観ることの歓びに溢れた大傑作だった。
ポスタービジュアルからも設定としては人類vsAIだと思ったらそれが違ったことに驚き、そしてそれがめちゃくちゃ感情移入出来る設定だったこともあって、感動もしたけど切なくて心乱されてたまらない気持ちで物語の行く末を見守った。
そういった設定とストーリーの素晴らしさと、ノマドと称される巨大な母船から、モブのAIに至るまでのデザインの素晴らしさ、そしてブレードランナーを彷彿とさせる夜の未来都市の風景などなど、これがSFを観る楽しさだよなぁとホント嬉しくなったし、めちゃくちゃ面白かった。
渡辺謙さんいい役だったなぁ。
AIこそ平和を願っているという視点が、山本弘の大傑作小説「アイの物語」を想起させたのも個人的には高得点。
今年のベストはこれかな。