このレビューはネタバレを含みます
映画のブレードランナーぽいけど、そこまで重たくもなく。
この監督のいわゆるオタクらしさが全面に出てて漫画のようで良かった。
争いを望んでいないAI
AIのせいにして全てを葬り去ろうとする人間
(けどなんだかんだ機械に頼り切り)
普段、AIが人間を殲滅したい作品の方が多く見るので、この視点は意外と珍しい気がします。
ブレードランナーやエクス・マキナは人間とAIの見分けがつかない仕様になっていますが、今作は頭部の後ろ側が思っきし機械仕掛けになっているので、人間なのかAIなのか?と言うゾワゾワ感はないものの、AIの感情や動き方がとても人間に近く、かえってこの人(人ではないけど)をオフにできる日常、怖い、、と思います。
むしろ、見た目こそ違うけれど、ここまで感情を出されたり仕草が自分に近いと、人として接することができる証明になったような。
ただ、それって別にAIだけじゃないんですよね
見た目が違う、他にも要因ってそれぞれありますけど、AIの問題だけではなく、今この時点で世界で起きてる争いって相手を人として思えるかどうかでだいぶ変わる。