このレビューはネタバレを含みます
思わせぶりなストーリーだが、真相になるほど感はない。それなら何でもアリじゃんという「ユージュアル・サスペクツ」的なオチ。こんなもんなのに中盤あんなに中弛みしてたんかい、っていう。「ジェミニマン」の脚本家かあ。色々こねくり回してるけど結局ストレートなオチ部分が一番良い。普通に悲しすぎて落ち込んだけど。
それでも本作を最後まであまり退屈せずに観られるのは、思わせぶりなストーリーに全力で付き合うどころかチャンスとばかりに映像演出で技巧を凝らしまくってるマーク・フォースターほか映像チームのおかげ。偏執的。視覚効果もだけど、小道具も用意するの結構大変だったんじゃないかこれ。