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エルドラド ナチスが憎んだ自由のうのレビュー・感想・評価

4.5
ハインツ・ヘーガーの「ピンク・トライアングルの男たち」、星野治彦の「男たちの帝国」を読んだ。ホロコーストというと一般的にユダヤ人大量虐殺と結びつける人が大半だと思うが、収容所における男性同性愛者の扱いはドイツ人であっても、オーストリア人であっても、見た目がナチスの言う"ドイツ的男性"なアーリア系であっても、ユダヤ人やロマの人々と引けを取らないほど最悪だった。ヘーガーの生還記や近年の映画の影響でその事実がやっと日の目を浴びるようになってきたんだなと思う。
SAのホモソーシャル性やレーム粛清、あとは戦前戦後に生きたトランス女性のカップルだったり、結構盛りだくさんだけどかなり見やすくてよかった。
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