去年一番後悔したことは、と聞かれて答える一つに必ず挙げていたのは「ほやマンを見逃したこと」だった。それがなんと岩手で上映されるなんて!!!という感激を携えて鑑賞に行った。
愛おしいキャラクターたちと、必死な生き様が印象的。そしてきっと監督の心を貫いているのであろう、突き刺さる問いがあった。
住む場所を決めた大人になったら脳を失くすほや。自分は、そんなほやなんじゃないだろうか。
この島に生まれて、よかった?
大切にしてきたものは自分以外のことばかり。それは大切な人のためだと思っていたけれど、もしそうじゃなかったら?
自分は人生を何のために犠牲したんだろう。制限してきたのだろう?責任を背負ってきたのだろう…
そんな問いとは裏腹の明るさがあって、とっても愛おしい映画だった。
観た人と、ゆっくり語りたい映画だなあ