Chunkie

変な家のChunkieのネタバレレビュー・内容・結末

変な家(2024年製作の映画)
1.5

このレビューはネタバレを含みます

 書籍版は読んでないけど、動画版は視聴済み。恐らく書籍版は動画よりも膨らませているのだろう。

 そんな動画版の内容は冒頭10分で大体終わり。じゃあそこからどう展開するかというと、因習村系ホラーになっていく。というかそこに逃げている。

 正直因習村展開への流れも物凄い力業で持っていってるし、雨穴氏の持ち味であるJホラー的だったり、イヤミスな作家性をジャンプスケア増し増しで潰していく作劇はお見事と言う他ない。

 このレヴューを書く前に監督の他の作品を調べたら何となく納得できてしまったのだけど、『祓徐』のつながりで寺内康太郎氏あたりに撮らせた方が、レイティングに引っ掛かる可能性はあれど、確実に恐ろしくも面白いものが出来たのではと思ってしまう。

 自分が観た回はド深夜のバルト9だったのだけど、ほぼ満席レベルで埋まっていたので自分がこんなにグチグチ言おうが製作陣の勝ちだし、まあ恐らく続編も出来そうな気はしているけれど、頼むから東映の村シリーズのようになってくれるなと祈るばかり。
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