個人的に特撮ヒーロー作品に求めているのはドライブ感、良くも悪くも乗せていってくれる勢いなのだけれども、正直テレビシリーズはそこが中盤から緩やかにブレーキ掛かってしまったのは否めない。
その点、この劇場版は約70分にシリーズの旨味であるSKaRD、そしてブレーザーのチームワークで引っ張っていってくれるので、ダレることはなく、また肝心の特撮描写も触れ込み通り、国会議事堂破壊をはじめとして、見応えがあり満足です。
このグルーヴ感でいくらでも話がつくれそうなノリはあるけれど、そこら辺は言わないのが野暮というもの。まだあまり明かされていないブレーザーの謎も含めて、今後のウルトラシリーズの未来はまだまだ明るいと思わされる。