ヴレア

変な家のヴレアのネタバレレビュー・内容・結末

変な家(2024年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

原作を読んだ人なら分かると思うが、本作はジャンル的にはミステリーやサスペンスであり、そのまま映像化するとかなり地味になりそうな内容である。
そこを踏まえて映画を観てみると、より派手に分かりやすいホラーにしようとした跡が見受けられる。
その結果、かなり大味な内容となっており、主人公が度々物理的に襲われるなど、原作にはなかった展開が繰り広げられていた。
特にクライマックスの展開はおよそ令和の作品とは思えないような雑な乱闘が展開され、「悪魔のいけにえ」よろしくチェンソーババアが登場した暁には一体何を見せられているんだと首を傾げざるを得ない感じだった。
とにかく無理矢理ホラーっぽい演出が度々出てくる為、もう怖いというよりは笑ってしまう内容だった。
良かったのは間宮祥太朗演じる主人公がちゃんと"雨穴"のキャラクターに沿ったものだった事くらいかな。
まあ原作の「変な家」自体そんなに面白くは無かったので想定通りの内容だったとも言える。
原作小説の続編である「変な家2」の方が入り組んでいて面白かったので、そっちも実写化されるならまた観てみたいかも。
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