このレビューはネタバレを含みます
ストーリーは順調に行き過ぎてちょっと退屈してしまった。
(メディがパリに戻ったら彼には家庭があってという展開を想像したけれども。本人役だったからそういうゲスい設定は遠慮したのかな。そしてあんなカンパニー内ですぐ付き合って見送りの時もイチャついて、トラックで、っていろいろすごいな……文化の違いでしょうか)
こういう再生物語って「バレエこそが私の人生だったのに!!」とか泣いて喚いてみたいな場面がありがちだけど、エリーゼはそれほど固執せず(ヤンやミランダ周囲の友達の支えのおかげもあり)流れるように、バイト行ってみるかー、コンテンポラリーダンス?やってみるかーと順応していく。
この順応性が観ていて気持ちいいけれど葛藤があまりになくて物足りないかなって……。
でもダンスシーンは圧巻の一言。美しかったですね本当に。
リハーサルの休憩に海に行く場面が音楽も映像も好きだった。
リハーサル中、演出家からの言葉がポジティブであたたかい雰囲気だったのもよかった。(昨今、相次いだリハーサルでのハラスメント問題に心を痛めていたので。)
随所に笑える場面を入れてくるけどそれがわざとらしくなくて良き。
ヤンとサブリナ好きだった、