ソフィアコッポラにメロメロだった時代など私には一度もなく、ルール度外視でギターロックを画面に嵌め込んでいく様をむしろ羨望に近い眼差しでみていたように思うが、（今見て一番好きなのはサムウェアだよね〜）
今回の個人的な引っかかりはソフィア本人も既に度々言及しているが「低予算」と「プリシラ本人の存在」である。
ソフィアの言葉ママに言えば「思ったより予算がなかった」と「プリシラは今でもエルヴィスへの愛でいっぱいだ」ということ。
鑑賞後若いガールズたちが「彼女のその後見たかった」と口を揃えていたが、なるほど確かにタイトルの堂々さとは裏腹に「エルヴィスと私」というタイトルが幾分ふさわしいように思える、そのような描き方。
