ユリ科

6月0日 アイヒマンが処刑された日のユリ科のレビュー・感想・評価

-
めちゃくちゃ面白かった
めちゃくちゃ面白かった
これだけ大きな犯罪を人が裁けるのか
人が人を裁くとはなんなのか。。

歴史から学ぶことは大切だけど、ヒューマンエラーもあり得るしどれだけ研究や調査がされても年月が経ってしまえば本当にそれが事実かどうかなんて確かめようがない(意味がないとは言ってない)
事実は一つでも真実は人の数だけある、神の目なんてない、同じことを経験しても細かい情景や回数まで完璧に同じように感じることはできない

秩序
服従
歯車
歴史

この前著作権の授業でゴッホの絵を落札した日本人が自分が死んだらその絵も一緒に火葬してくれと言って炎上した()話を聞いたのを思い出した
日本人は傷つけるのは良くないけど燃やして跡形もなくなってしまうのはOK、そこに残る精神性を大事にする
対してヨーロッパの人々は燃やすということはその存在がなくなるということ、侮辱に近い
焼却炉に死体を入れるシーンでそれを思い出した

何人かの視点が切り替わっていくんだけど
語り部してる男の人と女の人のとこがめちゃくちゃ響いた
どれも好きだったけど自分が考えることを描いてくれてて"スッキリした"

石原吉郎 三つの集約 計量的発想
歴史の教科書に載っている出来事の奥にあるリアル、歴史に触れた人々の姿、喜びや苦しみ
ユリ科

ユリ科