TAMAKI

月のTAMAKIのネタバレレビュー・内容・結末

(2023年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

人間は皆、心に醜さを抱えている。

それをなんとか心の奥底に隠しながら、騙し騙し生きている。

さとくんは、それができなかった。潔いほどに正直だった。

終盤、さとくんが投げかける問いに、答えられない自分がいたことに苦しさを覚えた。

私は福祉の仕事をしたことがないし、周りに重度の障害を抱えた方と関わったこともほとんどない。だから、どこか他人事のように思っていた。

だからこそ、さとくんの言葉はナイフのように、自分の心を深く抉った。


個人的には、主人公夫婦の話は割とどうでもよくて、さとくんの背景をもっと描いてほしかったと思う。
あと、時々出てくる謎のカメラワークがきになった。
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