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月のyuuのレビュー・感想・評価

(2023年製作の映画)
4.0
ずっしり重い映画でした。。。ただこれを感想として書くのは難しすぎますね。ただ俳優さんの演技はすごく良かったです。

簡単な内容は、夫と2人で慎ましく暮らす元有名作家の堂島洋子は、森の奥深くにある重度障がい者施設で働きはじめる。そこで彼女は、作家志望の陽子や絵の好きな青年さとくんといった同僚たち、そして光の届かない部屋でベッドに横たわったまま動かない、きーちゃんと呼ばれる入所者と出会う。洋子は自分と生年月日が一緒のきーちゃんのことをどこか他人だと思えず親身に接するようになるが、その一方で他の職員による入所者へのひどい扱いや暴力を目の当たりにする。そんな理不尽な状況に憤るさとくんは、正義感や使命感を徐々に増幅させていき。。。というような内容でした。

観た方の感想などを聞く限り、重すぎるとか衝撃とか色々聞くので気になっていました。やっと観に行くタイミングがあったので観ることにしました。

事前にどういう内容かは知っていたけど、やっぱり観たらずっしりきましたね。これが本当かどうかはおいといて、ニュースで事件を知るのと現場や施設内での状態を感じるとしょうがないとは全く思いませんが、ああいう心になってしまうのも仕方ないのかなと少し思ってしまいますね。

こういう映画を観てレビューでこうだったとかこうすれば良かったとか綺麗事を言ってしまうが、ああいう現状を知ってしまうと言いたくても言いづらいですね。

福田村事件を観た時も今作を観た時も実際にこんな事があったのか当事者も何かあったのか、悲しいなとは思うけどやっぱりいつかは忘れてしまう。だけど実際に起きた事件などを映画化する事で、1日でもこの事について知る思う機会を与えられる事が大事だと思いました。
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