どーもキューブ

あ、春のどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

あ、春(1998年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

相米監督のあっ、かぞくやりなおさなきゃ!



 2010年2月4日 23時27分レビュー



相米監督遺作前の作品。

「夏の庭」以来六年ぶりだった監督相米慎二。

相米監督の後期作品。

ビデオジャケットからなんとなく解説を読む。



鑑賞後、なんか想像、想定内の展開でした。

俳優さんは良かったんです。

相米組出演俳優、「魚影の群れ」の佐藤浩市。

「雪の断章、情熱」の斎藤由貴。

子ども、ニワトリひよこ。

家族再生のような感じ。

ジャケ裏写真には、いかにも頑固親父風の格好の山崎努。

なんですが、わりと想像内。

相米監督の長廻しや冒険的な引き延ばしもありません。

わりと普通な頑固親父。

久々ひょいと戻る的な物語。

この普通さが「家族再生」とか「つながり」を表現しているとは思います。

 しかし、本来の相米監督のやりたい事があまりできていない、枠にはまった感じが堅苦しくも見えます。 

「あっ、家族」的な忘れかけた家族の絆を相米組俳優が固める物語。

鶴瓶師匠、河合美智子さん、三浦友和さんから余貴美子さん、富司純子さん、塚本晋也監督まで出演。

なんか一味、一悶着足りないようで、普通な家族再生物語。

佐藤さんのキャラが弱いのも本作がハッキリしない要因かも。

脚本やや難ありなんかなー。もう一味わがままにやってほしかった相米作品でした。
どーもキューブ

どーもキューブ