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アントニオ猪木をさがしてのヒデオウのレビュー・感想・評価

アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)
3.7
アントニオ猪木回顧録
なんだかんだ好きなんだよ猪木が
猪木の歩んできた道を
ライトに楽しむ作品

周辺の人達やファンのインタビューが主軸
エピソードトーク集的な感じ
猪木に影響受けたとある日常風景ドラマ
このドラマパートは蛇足感でしたが
映画としてメリハリを出す為に
挿入した感じかなぁ

各人のエピソードトーク抜粋
藤波辰爾
新日旗揚げの宣伝カーのアナウンスは
倍賞美津子、千恵子姉妹だった
猪木の演出家としてのセンス
TV中継時にはスイッチャーの演出など
藤原組長
組長のビジュアル変わらんなぁ…
純粋な人でよく騙されたなど
有田哲平
年一くらいの熊本興業
スター選手を期待し行ったら
木村健吾メインでしたって
オチに使ってるやん

各人のインタビュー以外で
良かったのが
徹子の部屋での猪木の言葉
魅せる要素もありその中で
戦いをして行く
との会話が印象的でした

八百長と言われがちなプロレス
技を受けるという魅せる部分
それを受けきる体力
受け切ってから返す攻撃
100kg以上の身体が
飛んで跳ねる身体能力
その中での勝負に
人間関係のドラマが入る
それがプロレス
プロレスの地位を上げたいと
猪木氏の思いが感じれました

神田伯山の講談
巌流島でのマサ斉藤と猪木の無観客試合を
神田伯山の講談で…コレは良!
小次郎って巌流という名前だったん?
講談の中で巌流島の由来を知りました
それはそれで興味深いなぁ…

アントニオ猪木を全うした猪木寛至
馬鹿になり恥をかき
本当の自分を晒し出した
そんな人間力
そこに皆惹かれて行くのでしょう
ヒデオウ

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