エリオット

ナポレオンのエリオットのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.9
リドリー・スコット作品の中でもかなり地味な部類の「ゲティ家の身代金」と同じ脚本家だし、最近の「最後の決闘裁判」とかとも共通してアクション大スペクタクル英雄譚というよりは複雑な人間模様を描く方に寄った作品
そこで複雑な人間性を有する人物を描くならということでのホアキン・フェニックス登場

国内での政争→ジョセフィーヌとの闘争→外国との戦争→ジョセフィーヌとの闘い→戦争→ジョセフィーヌとの争い→戦争の繰り返しで、愛する妻に勝てないナポレオンが外に向けてその憂さを晴らしているかのように史実を描いている
アウステルリッツ、ワーテルローの戦いなど個々の戦闘シーンは今どきありえないほどの人と馬が投入され流石に凄い迫力だが、基本、史実バートはドラマで4時間かけて描くところを2時間半にまとめているからか、如何せんダイジェスト感は否めない

まあでも戦闘シーンの迫力だけでなく衣装や美術、セットも素晴らしいし、劇場で公開してパンフレットも作ってくれているだけでもありがたいと思う
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