BROOK

ナポレオンのBROOKのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
3.5
鑑賞日:2023年12月3日
パンフレット:880円

字幕


フランス…陸軍…ジョゼフィーヌ…


ナポレオンという人物は、背が低かったとか、毒殺説があるとか…くらいしか知らなかったんだけど…(←おい!)
学校の世界史の勉強でもそこまで詳しく教えてくれなかった記憶が…(苦笑)


リドリー・スコット監督でホアキン・フェニックス主演とくれば、「グラディエーター」以来のタッグでしょうか…
どちらもその才能を見事なまでに発揮していました♪


映画は、1789年のフランス革命、マリー・アントワネットが断頭台で処刑されるところをナポレオンが見ているシーンから始まります。

1793年、南部の都市トゥーロンをナポレオンが見事に奪還することに成功。
さらに、恐怖政治の終了させ、囚人たちの解放へ。

そんな中、ナポレオンはジョゼフィーヌと知り合う。
彼女の元夫の軍刀を届けたことが縁となり、2人は結婚。

しかし、ジョゼフィーヌは浮気をする始末で、ナポレオンがエジプトに遠征している時にその知らせを受け、急遽帰国。

奇妙な夫婦関係は継続し…
ナポレオンはクーデターを起こし、第一統領に就任するのだった…。


ストーリー的には、ナポレオンの”歴史”をなぞっている感じでしょうか。
人間・ナポレオンを濃密に描いていたと思います。

史実ではない!との指摘もあるようだが、ま、そこは全く気になりませんでした。

ナポレオンの快進撃とジョゼフィーヌとの関係、さらに没落からの再起と、いろいろな出来事が目まぐるしく展開していき、2時間38分の上映時間が気にならず♪

戦いのシーンはリドリー・スコットの手腕をいかんなく発揮していて、どの戦闘も非常に見応えがありますよー!
大掛かりな戦いが幾度も描かれています!
中でも予告編でも使われていたアウステルリッツの戦いはナポレオンの軍略家としての一面がとても上手く描かれていました。

ただ、ナポレオンは政治家としては一流ではなかったということかなぁ…と。
戦いの面では才能が発揮出来たかもしれないが、政の才能は無かったということか…。
ま、ジョゼフィーヌと離婚してから、さらにおかしくなっていったような…
彼女がいなければただの人に…!?


そうそう、ナポレオンの”最期”については、ややうやむやにしたような…(苦笑)
胃がん説が濃厚みたいだけど…。


歴史大作としては、ナポレオンという人物がサラ~と分かりやすく描かれているので、勉強にもなります♪


そうそう、完全版は4時間半もあるようで…
もしかすると、Apple TVではその完全版も配信となるのだろうか…
さすがに4時間半は長い気がする。
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