ヤンデル

ナポレオンのヤンデルのレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
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・ナポレオンは、リドリー・スコットが師と仰ぐスタンリー・キューブリックがかつて企画するも映画化を断念したテーマであり、本人も長期に渡って製作を熱望していた。

・キューブリックの企画時は、採算が取れないと判断され断念したが、当時の膨大な資料を収集しており、それは「バリー・リンドン」に活かされることになった。

・劇中で描かれるように、ロシアは「敵に獲られるぐらいなら」と戦争で自らの街を焼き払う国民性を持っていた。これが今日のウクライナ・ロシア戦争で市街地、市民に大きな被害をもたらす一因にもなっている。

・史実と異なる部分が多く、ナポレオンも情けない男として描かれているため、歴史学者からもナポレオンのファンからも批判されている。

・アウステルリッツの戦いの氷を割って敵を溺死させたシーンは史実とは異なる。

・ピラミッドに大砲を打ち込んだ事実もない。

・エジプト遠征中にジョセフィーヌに会うためにフランスに戻るエピソードも史実ではなく、本来は政治的な危機に対応するため。
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