方眼

ナポレオンの方眼のレビュー・感想・評価

ナポレオン(2023年製作の映画)
4.1
2023年”Napoleon”。地方出身、戦上手の軍人が天下人になり家族で政権を握る、正妻との間には世継ぎが出来ず、名家の年下の姫に男子を産ませる。ナポレオンと秀吉の類似点。マリー・アントワネットの「首」から始まる本作。ルイ16世処刑→トゥーロン攻略(砲兵戦の巧者、馬撃たれる)→恐怖政治の終わり→王党派鎮圧(市民に向けて発砲)→ジョゼフィーヌと出会って結婚(少人数の婚儀)→エジプト遠征(悪い知らせ)→凱旋(市民には人気、夫婦は双方相手がいた)→クーデター(議会下手)→オーストリア講和→即位し戴冠式(画家デイビットがスケッチ)→アウステルリッツの戦い(劇的な画面の前に音楽が先にかかる)→ジョゼフィーヌと離婚→マリー・ルイーズと結婚→ロシア戦役→モスクワ陥落→撤退(「戦争と平和」で描写)→対仏同盟で包囲→退位→エルバ島→ウィーン会議→脱出と帰還(「ワーテルロー」で描写)→セント・ヘレナ。ヴァネッサ・カービーめっちゃジョセフィーヌ顔、MIより良い。肖像画の顔には似てないが衣装はそっくり。コルシカ島出身、パリで砲兵学を学んだボナパルト、作戦と実行で出世。リドリー卿の作劇としてはグイグイ来る女性は描くが、複数人との恋愛は薄い。ホアキンの好みなのかナポレオンは哀愁が先に立ち、底知れない怖さまでは感じない。実際の身長はホアキン173cm、カービー170cmだが画面では逆。背が低かったらしいナポレオンを対比で表現している。
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