画面が豪勢。「高予算映画が観られてよかった」とレビューしている方が何人かいらっしゃいましたが実際本当にそう、ケチってる感がない映画の良さがあった。西洋の軍馬でかい！ ライフルもでかい！ 大砲もでかい！の大迫力だった。感想としては歩兵にだけはなりたくないな！ですが。
ただ、人間ナポと軍師ナポがドレッシングみたいに分離しちゃっているのが残念ポイント。軍隊を掌握できている人が、それ以外の人間関係でオーラゼロ、なんてことがありうるのか？と感じてしまった。どっちも人相手のことだから。ホアキン・フェニックスによるふたつのナポの顔の使い分けは上手だったけど、俳優だけじゃ説得力ってだせないんだ、と改めて。
ジョゼフィーヌの、ナポに対する諦めたような愛は趣があったし、ワーテルローの戦いのときの、イギリス軍の大将（なのかな）の意地悪だけど力強い煽り声がよかった。
