ブタブタ

アイアン・スカイのブタブタのレビュー・感想・評価

アイアン・スカイ(2012年製作の映画)
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ナチスを皮肉る、そのプロパガンダをメタ的に逆に使い徹底的にバカにする手法としては『スターシップトルーパーズ』がありましたが。
あの作品はエンターテインメントアクションとしての完成度も高く、同時にナチスをおちょくったバカにした批判性も含んでいる傑作だったと思いますが。
で、アイアンスカイですがとにかく大好物な要素てんこ盛りで〝見るまでは〟「大好きな作品」だったのですが。
見るまでは(笑)
アメリカのタカ派大統領はサラ・ペイリンがモデルだとか、そういう風刺やウィットにとんだ皮肉みたいなモノが全然面白く感じないのは自分が悪いんでしょう。
今や現実ではトランプみたいな真性のバカをアメリカ人は大統領にしようとしてますし。
登場人物が全員バカ。
もうバカばっかり!
チャップリンの『独裁者』見て簡単に考え方変えるとか、とにかくもう耐え難い位のバカばかりでちっとも笑えません。
ナチスを批判したり馬鹿にしたり皮肉る為にはまずナチスをしっかり描かないとダメだと思うのですが、何と言いますかギャグを言う前に自分で吹き出してる感じ「面白いでしょ」感がウザ過ぎて見てるこっちは白けきってますから。
ナチスで月面、宇宙戦争、正真正銘のボンクラ映画なのにひたすらとことん面白くない。
ナチスをバカにするならもっとちゃんとバカにしろ!
バカにすんな!
以上です(^^)
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