このレビューはネタバレを含みます
いやーシュールで可笑しくて楽しい皮肉と風刺を盛り込んだSFブラックコメディ戦争映画！
ナチスが月に逃げ込んで潜伏していたなんてトンデモ設定からシュールさがスゴいのだが、アメリカの選挙戦や各国首脳のイジリや皮肉めいた風刺描写にニヤニヤ笑
黒人を白人にするのが今見てみると"ホワイトウォッシュ"への風刺かと思ったり…と今も根深く残る人種差別だったりへの風刺も込められておりなかなかにメッセージ性もあり…なんてことを感じさせないほどB級溢れる設定と無茶苦茶な展開に笑えてくるので、あんまり変なことを考えずに見るのがオススメ笑
単純にあり得ない設定や無茶苦茶な展開、色んなイジリネタを見るだけでもニヤニヤ楽しめるので笑
ナチスが月から攻めてくる！まさしくそんな映画なのです！笑
月面行ったらナチスが居た！と景気良く始まるオープニングにもはや余計な説明はしないナチスの技術力のチグハグさ(UFO飛べるけどスマホほどのコンピュータはない笑)というツッコミ処も笑いに変えてください笑
ナチスが月に居る？え？どうやって生活してたの？なんて気にしては行けません。エアハッチ開けたからってなんであんなセクシーな服の感じになるの？なんて気にしてはいけません笑
ナチスをオモチャのようにイジリつつもアメリカ大統領及び選挙戦もスゴくイジッてくる上に、広報担当のムダなセクシーも笑
地球行き来できるのに今までどうしてしなかったのかな？みたいなツッコミも入れつつナチスは地球に降り立つ。そして何人か撃たれて死ぬけどまあ気にするな笑
広報担当がナチスの彼らを広報作戦に使って、彼らの演説がウマイこと大統領の活動に働いてしまう辺りも皮肉な視点だろうなぁ笑
ヒロイン的な女性が改心するきっかけがチャップリンの独裁者というのもまた面白い。
そして月からナチスがついに攻めてくる！そこになす術のない人類…なわけはなく各国勝手に作った宇宙船が(一部ムダにカッコ良かったり笑)登場し宇宙戦争！笑
北朝鮮イジリもヒドイがまぁやりたい放題笑
最終兵器を停めるのに軍歌で動きを停めたりするなど最後までやりたい放題で笑わせていくのに、最後の最後にはトンデモナイ風刺を入れたラスト…地球を滅ぼすのはナチスではないのだ…
細かい処はもはや覚えてないくらいだが、政治的･社会的な風刺皮肉コメディ描写をぶちまけながら、トンデモSFとナチスというコラボという飛び道具で盛り上げてくれる素晴らしきブラックコメディSF戦争映画！
