Jellyfish

地球星人(エイリアン)は空想するのJellyfishのレビュー・感想・評価

3.0
k’s cinema ハシゴの2本目。雑誌記者が地方の UFO アブダクション事件を調べるうちに ... というSFミステリーの意匠を借りた、ちょっと不思議なジャンルミックス映画。

ロモグラフィックな色使いや、ソーダの泡のような独特なエフェクト、思わせぶりなストーリーと、色々と遊び心が効いているのだが、「地球星人のふりをするために、互いが互いを見張り合っている」という印象的なセリフから判るとおり、実は本作、生きづらさを描いた作品。

終映後に、本作の 松本佳樹 監督と 『ブルーを笑えるその日まで』の 武田かりん 監督とのトークセッションあり。二人は 2023 年のSKIPシティ国際映画祭で賞を競った間柄で、武田監督は本作を観て号泣したとのこと。
描き方は両極端だが、確かに両作には共通したテーマがある。どちらかを気に入った人は、ぜひもう一方も観てみて欲しい。
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