masa

市子のmasaのレビュー・感想・評価

市子(2023年製作の映画)
4.1
東京国際映画祭2023にて先行上映。

重いテーマ。
難しい役どころ演じるの、杉咲花ちゃんはほんとに上手いと思う。

現実にこういう方は結構存在しているらしいが、ほんとに考えさせられてしまう作品。

戸田彬弘監督が、自身の主宰する劇団チーズtheaterの旗揚げ公演として上演した舞台「川辺市子のために」を、杉咲花を主演に迎えて映画化した人間ドラマ。

川辺市子は3年間一緒に暮らしてきた恋人・長谷川義則からプロポーズを受けるが、その翌日にこつ然と姿を消してしまう。
途方に暮れる長谷川の前に、市子を捜しているという刑事・後藤が現れ、彼女について信じがたい話を告げる。
市子の行方を追う長谷川は、昔の友人や幼なじみ、高校時代の同級生など彼女と関わりのあった人々から話を聞くうちに、かつて市子が違う名前を名乗っていたことを知る。
やがて長谷川は部屋の中で1枚の写真を発見し、その裏に書かれていた住所を訪れるが……

心がキシキシと痛む。こういう作品はほんとに心に突き刺さる。
masa

masa